スカイクロラ
2008/09/04
スカイクロラ
公開直後辺りにレイトショーで観に行ってきました。

レイトショー位の値段なら、毎週行っても良い気になるねー
前売り券より安いから、前売り券買う気が失せるのが問題。


今回で、押井守作品は、3作品目。
以前は食わず嫌いしてて避けてた、イノセンスとかも気にはなったんだけど…
観た作品は「パトレイバー」「立喰師列伝」で、今回「スカイ・クロラ」

感想は結果から言っちゃうと、つまらなかった。
レイトショーの1200円でもムカつくレベル。

そもそも何で観に行ったかって言うと、設定に惹かれたから。
素直に原作読むって選択肢もあったんだけど、原作書いてる人の作風が少し苦手で、
映画にしました。主題歌にもちょっと惹かれたかも。

どんな設定かと言うと、あんまり細かく話すのも面倒なんで、
一言で言っちゃうと広い意味でのユートピア物。
勿論大方のユートピア物のパターン同様、見方によっちゃディストピア。


※ここらで注釈
・「原作者」
 「全てがFになる」で有名な人。
 研究者だったりするので、堅苦しい文章。苦手。疲れる。
・「ユートピア・ディストピア」
 ユートピアは理想郷、ディストピアはその反対語
 ただし、SF小説のユートピアは、ガチガチの管理社会であったり、見方によっちゃディストピアになる。


個人的にユートピア・ディストピア物が大好き。
今回は、

「完全なる平和」それを実感する為の「ビジネスとしての戦争」
その戦争に参加するのは、大人になれない「キルドレ」という存在。

なんて設定だったんで、惹かれました。

結果的に、設定から予想した作品とは一致してました。
ある意味期待通り。
それなのに何がいけないかって言うと、設定がいろいろな意味で強すぎた事。

設定から、作品予想するじゃん?

今回みたいな場合は、
「大人になれない葛藤とかあるんだろうなー、社会に対する反感だったりも!
それに恋愛要素有りみたいだから、戦争に参加する恋人との別れだったり?
いや、戦争に出る事は分かってるんだから、心を閉じちゃったり?」
そんな事は想像するじゃないですか。膨らますじゃないですか。

全部そのまんまなの。捻りも何も無し。
でも、それだけなら凡作程度だったよ。
その見せ方が酷い。
どう見せるかって言うと、長台詞。
押井節とか言うらしいね。

魅力的な設定があるにも関わらず、ひねりも何もせず、
どうするかと思えば長台詞。
しかも致命的な事に、重要な人物の声の演技が棒。
菊池の事ね。
ジブリディズニーピクサードリームワークスやらの、芸能人使いまくりの映画も、
シャークテイルの香取と、シュレックの浜田以外受け入れてきた私でも、
これは無い。

他の芸能人だって、良くて普通、3人位は棒。良いのなんていない。

むしろ芸能人を声優に使うの大賛成なんだけどなー
アラジンとか最高だったし。

しかもだよ、こんな内容の薄い映画を120分だよ。
帰ろうかと思った。本気で。
帰れば良かった。

まだ言うぞ

原作がシリーズ物ってのもあるけど、色々設定が不完全燃焼起こしてる。
ゲドレベルとまでは言わないけど、謎が多すぎ。
狙ってやってるなら失敗だね。
だって気にならないもん。不完全感漂わせて終わり。
エヴァとかはまだ色々深読みしたくなったけど、これは忘れたくなる。

アニメーションに関して言えば、好き嫌いだろうけど、個人的には微妙。
空中戦が好みじゃなかったのが一番だろうね。
でも全体的には凄かったんじゃないかな、ほんと好みの問題。
鉄コン筋クリートとか、新海作品のが好きだなー。

最後の方だけちょっと、盛り上がった感じの展開があったけど、
それだって何故か急ぎすぎな印象。こんだけ長いのに何してたんだよ。
しかも落ちから何から序盤で読めるわ。
まさかここまでストレートにくるとは思わなかった。

結局良かったのは、エンディングの歌くらいかな。
歌に1200円払いました。

最近劇場で観た映画は連勝続きだったのに、
今回ボロ負けきたなー。

もう押井作品は観に行かない。